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執筆者の写真霧切酢

テイルズ オブ デスティニー2について今更ながら考察する







いのまたむつみさんの訃報を聞いて



今ではめっきりゲームはしなくなったのですが

昔はそこそこゲームをやって方で


テイルズシリーズはいくつかハマって遊んでました



多分最初がエターニア、次がファンタジア

その次にデスティニー2



みたいな順番だったと思います

(うろ覚え)



そんなわけで自分がテイルズ始めるきっかけになったのが

いのまたさんのイラストだったわけですね



少女漫画的な繊細なタッチでありながら

男性でも親しみやすいという


絶妙なセンスの良さがずば抜けていたと思います


大変残念なことに

先日天国に行かれてしまいました...




で、これも何かの縁なのか

つい先日とある配信でTOD2のプレイ配信をやっていて


改めてTOD2について思い出を探ってみたわけですが



色々と勿体無い作品だったなと



何というか、早すぎたと言うか

時代と合ってなかったというか・・・



発売当時から若干評判が良く無かったんですよね



多分、当時としては

結構実験的な要素も多かったようにも思えます



OP曲も終始静かなノリで

当時としては斬新でしたし


(自分は好きですが)



一応TOD1は姉がやってるのをみていたので

ストーリーは知っていたのですが



  • 前作との矛盾点

  • 前作キャラの扱い

  • ヒロインの人気が賛否あり



などで批判的な声があったと記憶してます



当時はかなり幼かったので作品のテーマとか

特に気にせず格闘ばっか楽しんでたんですけど


自分もここら辺は引っかかってた記憶が。。



特にリアラのキャラは当時の流行とは

ちょっと外れたキャラだったかもしれません



というか


当時のテイルズのヒロインのキャラが

自発的、能動的なキャラが続いたので



いきなり受動的かつ主人公に甘々



という変化球が来てしまったので

当時の流行ではなかったような気もします


(今なら多分受ける)



でもこの作品の一番重要なところって



例え間違いを犯しても

過去を否定してはいけない


失敗込みで人は

生きていかなければならない


というテーマ自体は一貫してるんですよね



そもそも”英雄”という存在自体が

様々な経緯を積み重ねた未来にある存在



なのだから過去を否定することと

対極にあるんです



バルバトスも結局は自分の功績を誇示するだけで

自分の罪には無頓着でしたから


最終的に英雄にはなれなかったんですよね



前作が運命と戦うことなら

今作は運命を受け止める



みたいな


それと対極に位置するのがエルレインで



嫌なことがあれば

いつでもやり直せばいい



というリセマラ史上主義

その極地が最終局面だったわけで



OPの悲しい表情を見る限り



本当に人類を救おうとしていたし


リアラと表裏一体的存在なのだから

リアラに共感する部分も多少はあった


(リアラもエルレインに共感していたから)



などなど、色々あったのかな〜と



リアラとエルレインで見た目の年齢

異なるのも



リアラ=エルレインの幼少期



というイメージ設定があったのかもしれません




OPでも


常に一人で悲しい顔のエルレイン

仲間がいて明るい雰囲気のリアラ



と対照的になっていて面白いんですよ!



目的と手段が入れ替わり

力のみを追い求めて


カイルたちに出会わなかった

未来のリアラかもしれませんね




TOD2のストーリー自体は

歴史から無かったことになりましたが



経緯や結果は異なっても

どこかで運命的に繋がる



というのがラストだったのかと思います



作品を通して運命のマイナス面を強調して

最後にプラスの面が生きてきたわけです



そういった意味でもよくできた作品だなーと


意外と難解な作品ですね



ただ、作品性ゆえに

登場人物に苦難を与えることになるので


その結果矛盾などが起きてしまったと




しかしながら


  • 戦闘システム

  • おまけキャラの廃止

  • フルボイスの実装



など、システム的にもいろんな意味で

ターニングポイントとなった作品だと思います

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きりぎりす@る〜む

        DOGRA MAGRA

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