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執筆者の写真霧切酢

音楽と民族文化 ~アイデンティティのための軋轢~





音楽はその民族の文化を象徴している



どうも! 霧切酢です!!



今回は


音楽と民族、文化の繋がりについて



書いていこうと思います!



今となっては当たり前になった音楽も

人種問題などの色々な歴史や背景があります


そのことについて少し解説します!


 

民族と共に育ってきた音楽


現代のポピュラーミュージックの基礎になった 


Blues!




ポップスやロック、ダンスミュージックなど

普段耳にする音楽の大元にもなった


所謂ルーツミュージック



元々このBluesアフリカン(黒人)から

生まれた音楽のジャンルでした



勿論始まりの形は今とは異なり

楽器とも言えないものを使いながら



”奴隷として労働させられていた人達が

 気晴らしでやっていた音楽”



これがBluesの元になっています



お金をかけずに楽しめる音楽という部分が

幅広く好まれたのではと思います



この気晴らしの音楽がどんどん発展していき

多くの音楽に影響を及ぼしていったんですね



つまり



現在のポピュラー音楽の大元は

アフリカンの人たちの文化とも言えます



 

Bluesの大衆化における影響




Bluesが人気になり、多くの人に触れられるようになると



当然ながらアフリカンの人たち以外

Bluesを演奏するようになりました



文化が発展することは好ましいことなのですが



アフリカンとの人種問題を抱えている

白人も当然ながら演奏するようになります



すると、そういった人達を


自分達の人種を裏切っている裏切り者



というレッテルを貼られて誹謗中傷されてしまう


なんてことも出てきてしまいました




アフリカンからすると


Bluesはアフリカンが作り上げた音楽」



という誇りを持っているので


「良いところを勝手に真似された」



といった気分だったのだと思います



今の基準では考えられませんが


当時は今のように情報を発信できるコンテンツ

限られていたので



こういった表立った活動は影響力が高かったのです



いい意味で悪い意味でも


それほどまでに音楽は力がありました



 

発展=異文化の吸収



Bluesが多くの人に受け入れられ

様々な人種の人に演奏されるようになると



それぞれの人種に受けやすい要素

取り入れていくようになります



つまり、これがジャンルの発展につながるわけですね



ロカビリー、ロックなどといった

ジャンルに発展していくにつれ



アフリカン特有の感性以外

つまり白人の感性なども取り入れられるようになりました



その結果、音楽業界はより一層深みを増していくのですが



やはり


白人のくせにアフリカンの音楽をやっている


アフリカンのくせに白人に媚びている



というように


両者の人種から板挟みになるような

誹謗中傷も増えるようになってきました



強い影響力を持った人が

異なる人種の文化を好む、発信する



このことに反発感を覚える声も

多かったということも事実でした


 

最後に



結果的に現代においては

こういった軋轢もなく、誰もが自由に音楽を楽しめます


それは昔に比べて

人種問題が改善されてきている兆候でもありますね


しかし


その裏、背景には



様々な人たちの苦悩や努力があったから

現代の音楽は発展した



ということに他なりません



そう思うと音楽って

とても尊いものだと感じます☺️





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きりぎりす@る〜む

        DOGRA MAGRA

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