誰でもできる!からこそ・・・
今回は楽曲制作にも大きく関わってくる
久々に”歌詞”についての記事を書きたいと思います!
とはいえ、別にどこかで勉強したわけではないので
詳しい技法とかまでは分かりません
しかし!!
そこそこの数の楽曲を作っていると
結構見えてくるものってあるんですよ
特に私は詩から楽曲を作る時もあれば
仮歌から曲を作るときもありますので
色んな歌詞に出会ってきました
日本語が読み書きできれば
取り敢えずは誰でもできてしまいますからね
で、そういった作品の中には
音楽家目線で詩を眺めてみると
「ここがもう少し良ければ・・・」
と感じてしまうことも多いです
というわけで
音楽家から見た
作詞において磨いた方が良いスキルについて
書いていきたいと思います!!
要約するスキル
結局のところはこれかな〜って思います
もう少し突っ込んで言えば
スッと耳に入ってくる構成力
結論をまとめる力
などとも言い換えると思います
結構作詞家を志す方の中には
「どれだけ複雑な表現が使えるか」
「面白い比喩表現が使えるか」
といった
文章的な面白さを求めてしまう人が
多いように感じます
ここが原因で
歌詞にしてみるとイマイチな仕上がりになることも...
あくまで個人的な意見なのですが
作詞をする際は
文章ではなく会話
に近いイメージで
文章を構成してあげると良いです
スピーチなんかをイメージしても良いですね
例えば
いつまで経っても話の本質が見えてこない
知らない専門用語ばっかで話してくる
自分の言いたいことを一方的に捲し立てる
こういった話し方をする人の話って
基本的に退屈ですよね
歌詞もそれと同じで
実際に作られた歌詞を文章として相手が読むのではなく
人の口から発せられる言葉として受け取ります
一度に受け取れる言葉に限度がありますし
文章のように読み返すこともできません
時間を消費しながら言葉を耳にするので
ある程度まとまりがあった方が聞きやすさに繋がります
また、こういった分かりやすい話の構成に加えて
歌というのは文章を読み上げるだけではなく
感情があり、物語があり表情がある
こういった人が発するエネルギーが与える影響についても
しっかり考えておいた方が良いでしょう
人間の持つ個性だとか背景に触れるからこそ
魅力的な会話になるのと同じで
歌詞も人間味に触れられることで
人を惹きつける歌詞になります
人を惹きつけるもの
更にもう少し歌から離れて
今度はスピーチについて考えてみましょう
人を惹きつけるようなスピーチって
どんなスピーチか意識したことがありますか?
自分の言いたいことを簡潔にまとめている
どんなことを言うよりもどう言うか
こんな感じの人が多いのではないでしょうか?
スピーチも分かりやすさと
その人の人柄が伝わること
これが重要になっていると思います
どんなに事前にキレイな文章を考えていたかよりも
どんな人かわかった方が人を惹きつけやすい
分かりやすい話し方も、辿っていけば
その人がどんな人か理解するための要素とも考えられますね
元芸人の島田紳助さんも
「スピーチする人の気持ちが伝わることが大事」
みたいなことを過去に語っていました
何だか話が反れてしまいましたが
歌詞を作る時は
文章を作成するのではなく
会話の良し悪しに近い感覚
で作っていった方が
上手くまとまる傾向にあります
勿論電波な歌詞とか
難解な歌詞にしたい場合は別ですけどね!
こういった基礎を固めてうえで
特殊な歌詞を作った方がまとまりが出ますからね
是非試してみて下さい!!
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