久々に音楽理論の記事!
今回は "m7♭5" という
ちょっと一味違ったコードの
扱い方について!
ジャンルによって多少扱い方も変わってきますが
このコードって若干特殊なんですよね
そんな妙な味を持ったコードについて
書いていきます!
ハーフディミニッシュ
通常のコード名は"マイナーセブンフラット5"
普通にコードを勉強しただけだと
「m7のコードの5度が
半音下がってる音って意味でしょ?」
と感じるのが普通だと思います
勿論間違いではないのですが
別名
ハーフディミニッシュ
という呼び方をします
「半分のディミニッシュって何?」
という若干謎の呼称ですが
実はちゃんとした意味があったりします
ジャズにおけるディミニッシュ
そもそもディミニッシュコードについて
ちょっとおさらいをしておこうと思います!
実はジャズにおいてディミニッシュコードって
割と使用頻度が高かったりします
また、場面によって
役割も結構変わってくる
というのが面白い所!
主な使い方
ドミナント7の♭9thと同様の使い方
半音3つ分で移動していく進行
転調
コードとコードの間に持ってくる使い方
私が覚えている限りこんな感じ😅
結構色んな使い方があるんです!!
全部詳しく解説してると長くなってしまうので
取りあえず今回のお話に関係することだけ取り上げると
4「コードとコードの間に持ってくる使い方」
これが割と肝だったりします
ジャズって割と
「半音で次のコードにアプローチする」
という手法が多く用いられます
例えば
ウォーキングベース
半音上(もしくは下)のコードを先に弾く
コードトーンで半音のインターバルを作る
代理コードのドミナント7を使う
みたいな具合に!
こうすることによって
コードの流れを滑らかに聴かせるという意図があります
で、こういったアプローチの中に
ディミニッシュコードを使って
次のコードにアプローチする
という手法があります
よく見かける手法では
Ⅱm と Ⅲm の間を
ディミニッシュコードで繋ぐ
というやり方ですね
例) Key=Cメジャー
Dm7 , D#dim , Em7
みたいなコード進行が挙げられます
扱いに注意!
しかしながら
このディミニッシュコードで
コードとコードの間を繋ぐ手法は
どんなコード進行にも使えるというわけではなく
若干使用に制限があります
よくある例で言うと
Ⅱm から Ⅰmaj に移動する時!
解決音やmajコードに移る際は
あまり使用しない方が良い
という暗黙のルールがあります
(敢えて使うというのも無しではないですが)
で、ようやくここで登場するのが
"〇m7♭5"
ハーフディミニッシュ!
これまた暗黙のルールのようなものなのですが
ディミニッシュコードそのままだとダメでも
ハーフディミニッシュならOK
みたいなことって結構あったりします
使う場所、扱い方はディミニッシュコードと同じだけど
もう少しソフト目にしたい時に使う
感覚としては
ディミニッシュコードだとドギツイ感じがするけど
ハーフディミニッシュでキツさを無くす
みたいな感じでしょうか?
こういったディミニッシュコードに近いけど
ディミニッシュコードが使えない代わりに使う
という理由から
ハーフディミニッシュなんて呼ばれているのかもしれませんね!
というわけで今回はジャズ理論に近い話でした!
最近のポップスも、ジャズ理論が元になってますが
なんだかんだ言って
ジャズ理論は色々と勝手が違います
この辺にの事情を知っていると
コードに関する認識も変わってくるかもですね!
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