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執筆者の写真霧切酢

映画の"JOKER"は正しくサイコパス



数年前から話題作として語られていましたが

タイミングが合わず視聴せず・・・


"JOKER"!



先日amazon prime videoの配信期間が切れるということで

遂に視聴しました!



一応個人的なバットマンシリーズに関する知識についてご説明すると


ほぼに近いです



大まかなストーリー


正義の味方のバットマンとそれに対するヴィランである

ジョーカーが存在する


くらいの認識です



 


何かと物騒な昨今

この"JOKER"が引き合いに出されることも多く



さてさて、どんな人物を描いた物語なのか? と

先入観なしに見てみました





なかなかにショッキングな映像が多い作品です



世間では、所謂”無敵の人”を表す意味で

本作の"JOKER"の呼称を使っている人も多いようですね



悪の組織のボス みたいな印象ではなく

あくまで一般庶民、それも最下層の人間として描かれていました



ただ、個人的には



無敵の人 = JOKER


ではないように感じました



勿論 言いたいことは分かりますし

「一歩間違えればみんなJOKERになってしまう!」



みたいな言い分も理解できるのですが


本作のJOKER


「守る物もないし、後先考えず暴れてやれ」

「好んで社会を混沌に陥れる」



みたいなことを望んでいる人物ではないからです



 

"JOKER"に出てくるジョーカー(アーサー)は

あくまでサイコパス



世間を騒がせているのは反社会的思想

もしくはソシオパス



ここが大きな違いです


もっとも世間を騒がせている人は多様なので定義が難しいですけど




本編自体がどこまで映画内の事実なのかはわかりませんが



アーサー自身はずっと社会に受け入れられ

社会と共に共存することを望んでいました



これは薬によって

自分の精神疾患を抑え込もうとしていたシーンや


人を殺めた後でも

自分に親切な人には感謝を述べる、見逃しておく


こういったシーンからも破壊目的ではなく

受け入れて欲しいという願望があっただけだと分かります



 


しかし、生まれ持った自分の性質により

現代社会に溶け込むことは難しく



最終的には、自分自身の手で

自身が受け入れられる社会情勢を作ろうとしました



自分の精神疾患は悪ではなく

そういう個性であるということ


どんな悲劇も喜劇に変えてしまう個性である



後天的に生まれたかもしれない精神疾患の可能性含め

良くも悪くも受け入れてしまいます





後天的にソシオパスの傾向も加わった



という見方が正しいのかもしれません



「自分は悪くない、世間(社会)が悪い!」


という主張こそ、多くの”無敵の人”と共通して見えますが



JOKER(アーサー)の考えは諦観に近く



  • 善悪なんて主観によるもの

  • 現代社会の常識も主観

  • 自分にとっての常識も主観



よって自分への扱いは不当であり

それに対抗することも正当な行為である



という結論から出た行動だと思います



終盤 混沌とした街を見て

「美しい」 と表現したのは


正に自分を受け入れてくれる社会が生まれた瞬間だ



という感情からくる感想であると感じました




 

とまあ、ザッと私が映画に感じた内容です(笑



勿論私の感想が間違っている可能性もありますし

そもそもこの映画にそこまで深いテーマがあるかも分かりません



結局のところ色々と有耶無耶にしてますからね



なんにせよ、多様な見方ができる面白い映画だと思います✨




댓글


きりぎりす@る〜む

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