”取り敢えず弾け”は無茶
最近昔の資料とかを整理していたら
昔練習とかで手に入れた譜面が
結構な数出てきました
バンドスコアであったり、ジャズのスコアであったり
シーケンス系の譜面であったり
昔私が人に教えてもらっていた時期に使っていた
練習系の譜面なんかも出てきました
で、ハッキリとは覚えていないのですが
その練習系の譜面の大半が
当時全く弾けず放ったらかしだった記憶
当時そこまでギターが弾けたわけでなく
ましてや不得意なジャンルのフレーズなんか弾けなかったわけです
そんな状態でありましたが、それでも
「取りあえず弾いてみろ!」
みたいなノリで弾かされたので
当時は全く技術向上の役には立ちませんでした
そんな苦い思い出を振り返りつつ
懐かしさもありいくつか弾いてみたのですが
今になってそれがスラスラ弾けて
ようやく練習譜面として活用できた
という奇妙な体験をしました
ある程度余裕をもって弾くことで
フレーズの意図や流れが頭に入ってきて
「あ~このエクササイズの譜面はこういう意図があったのか」
と気付くことが出来ました
特にジャズ系のフレーズって
結構運指が複雑だったりするので
ある程度運指の技術が高くないと
そもそも練習の土台に上がれないんですよね
それが長年の時を経て
今になってようやくエクササイズとして使えた
という経験をしました
正しいエクササイズとは?
ある程度ギターの演奏技術が整った今だからこそ
練習用の譜面が上手く活用できたのですが
まずこういった譜面を弾く前に
やっておかなければいけないことがある
当時はそれをスキップして
もしくは出来ている前提で”弾け!”
みたいに言われたから
全く自分の練習に役立たなかったんです
全てとは言いませんが
エクササイズ系のフレーズは
出来ない人を出来るようにするためではなく
元々出来る人を更に成長させるためのもの
であることが多いです
昔多くのギタリストが夢中になり
一人一冊は持っているんじゃないかと言われた
〇カニカルトレーニングも同様
あれをやったから必ず上達する!
というわけではないんですよね
フレーズを弾くためのフォーム
力の込め方
正確な力を入れる箇所
これらをキープしたまま
如何に様々なフレーズに対応できる力をつけれるか
これこそがエクササイズ系の譜面の役割になります
当時の私はまだここの土台となる部分が未熟だったため
上達に繋がらなかったということだったようです
そんなわけで、本当にギターや楽器を上達させたい場合は
いきなりエクササイズ系のフレーズを練習するのは
あまり効果が期待できない場合が多いです
まずは正しいフォームや効率の良い動作を体に馴染ませ
それを如何にどんな状況でも保てるか
こういった段階に入ってきて
ようやくエクササイズ系のフレーズの真価は発揮されます
というわけで・・・
何かしらのエクササイズ系のフレーズを弾いてみて
上手く弾けなくても最初のうちはあまり気にしない!
別の基礎を見直せば割と簡単に出来てしまうことも多いです
もし運指練習などで躓いてしまったら
楽器の構え方などに立ち返ってみましょう!
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