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ギターの低音残す、残さないについて

執筆者の写真: 霧切酢霧切酢





ギターのLow Cut問題


 

ミックスにおいて

ギターの低音は削るべきか否か



などに代表されるように

ギターの低音ってたまに議論されたりします



割と数年前のセオリーでは



100Hz以下の低音は不要なので

バッサリカットしましょう!



みたいに言われてきましたけど


低音成分にはギターらしい響きの

成分も含まれている



などの意見から



必ずしもカットが正解!と

ならない見方も増えてます



と言うよりかは邦楽が

極端にローカットし過ぎ


みたいな意見もありますね





 

しかし逆に


あえて低音をガッツリ削ることで

独自のトーンを狙う



みたいなアプローチもあったりします



代表的なのが


アラン・ホールズワース氏でしょうか





どこかで見かけたのですが


どうもギター特有の低音の鳴り

邪魔に感じたそうで


結構バッサリ低音を削ってるそうです



確かに言われてみればホールズワース氏は

管楽器をイメージした奏法や


音色を好む傾向があります



その結果あえてギターらしい要素を排除し

音の響きを近づけた


と言うことかもしれませんね



実際に思いっきり低音を削ってみると

ギターの輪郭ってかなりハッキリします



特に6弦の響きがタイトになり


ピッチとしての低音が

しっかり出てる感じ



この響きもうまく活用すれば

非常に効果的な音色になると思います



 

あと、これは個人的な見解なのですが


低音って歪みと似てて

多めにするとミスがバレにくいんで



あんまり言うと怒られそうですけど


割とベーシストでこれやってる人

多いと思いますよ(笑



ボワーンとした成分が

音の伸びを確保してくれますし


若干音を不明瞭にしてくれるので

細かいタッチのミスとかがわかりにくいです



そういったことを無くして

本当の意味でクリアさを追求する


そんな時に低音をカットするのは

理にかなっているとも思いますね

Commentaires


きりぎりす@る〜む

        DOGRA MAGRA

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