複雑だからこそ火種に
創作活動をしていると
必ずついて回るのが
権利問題、著作権問題
権利を守ることで安心して
創作活動ができますし
権利者の利益を守ることもできます
しかし!
肝心のこの権利関係については
とにかく複雑
権利自体の内容もそうですが
例えば著作権ならそれに
隣接する権利も多岐に渡るので
把握するのがかなり難しいです
しかもちゃんと学ぼうと思ったら
自分で学ぶ必要があるんですね
(当然と言えばどうですけど)
それなのに
創作自体は誰でも
手軽にできるようになったのが昨今
自分も指摘されて思ったのですが
学校で習った著作権に関する話って
めっちゃ大雑把だったんですよね
「他人の作品を無断で使わない」
「引用に関して」
自分が覚えている範囲ですが
教えてもらったのはこの程度だったと思います
多分似たような教育を受けてきた人は
少なくないのではないでしょうか?
なので、ざっくりとしたイメージしかないから
著作権侵害が刑事罰であること
独占できる権ではないこと
などが知られてない気がします
まあ、教育で習う範囲なら
無理からぬことかな〜と
2年ほど前から騒がれている
AIイラストをハジメとした
AI技術を使った創作物
これに関しても著作権を
誤解している人は見受けられますね
イラスト界隈にもJASRAC的な組織を
作るべきだ!
みたいな意見がありましたけど
あくまでJASRACは行使できる権利を
権利者に代わって執行してるだけ
なので、世間で言われている「無断学習」などの
元々行使できない権利に関しては何もできません
これも著作権自体の認識が間違っているから
出てきた意見だと思われます
著作権を持っているから
作品に関することは全て自分に権限がある
何をするか、断るかも
著作権を持つ人が全て決められる
多くのAI作品に反対する人の主張では
このような意見が見受けられますね
しかしながら著作権って
権利者を守ることもそうなんですけれど
文化の発展のための制度でもあります
『技術を盗む』なんて言葉があるくらいですけど
創作全般は先人たちが培ってきた技術や
技法を模倣することで発展してきました
楽器であれ作曲であれ
偉大な先人が残したものをコピーして
自分の要素を足していきます
こういった文化の発展を妨げないために
著作権があったりします
権利者が全てを支配できる制度なら
ちょっとした模倣も許されなくなりますからね
しかしながら、どうもここら辺が
ちゃんと周知されていないケースが見受けられ
もうちょっと学べる場があれば良いんだけどな〜と
最近思いました
何だか著作権関連って
自転車に似てる気がするんですよね
誰でも気軽に使えて
子供でも簡単に乗りこなせる
だけど自転車が軽車両であること
自転車にかかってくる道交法について
なんかはハッキリ認識しないまま
運用してる人も少なくないはず
だからこそ、学びの機会が
どこかにあればなと思いました!!
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