どうも!霧切酢です!!
・「ちょっとした工夫で楽曲にメリハリをつけたい」
・「単調なフレーズから脱却したい」
そんな方におすすめの技法
クローズボイシング・クローズコード
について解説していきます!
#ボイシング
#編曲
#ギターレッスン
コードの弾き方には種類がある
現代の音楽には欠かせないコード!
和音のことですが、このコードには
大きく分けて2種類あること
はご存じでしょうか?
今回はこのコードの種類を使い分けることで
「楽曲の展開にメリハリをつけよう!」
てことです!
・そもそもコードとは?
以前別の記事でも紹介させていただきましたが、
コードとは
「1音飛ばしで音を3つ以上重ねたもの」
を指します
ド・ミ・ソ とか
レ・ファ・ラ
なんかがそうですね!
普段私たちはこの音の順番を変えたり
オクターブ上の音を重ねたりして使っています
・オープンコードとクローズコード
前置きが長くなってしまいましたが
コードの弾き方には大きく分けて
1. オープンコード
2. クローズコード
この2種類があります
1. オープンコード
その名の通り、開けた音の並びをしている
コードの総称です
こんな感じ
開放感のある音が特徴的で
所謂弾き語りなどで
ジャカジャカ弾いたりする時のコード!!
こう覚えておけば問題ありません!
ギターで弾くコードは
ほぼ全てオープンコード!
と言ってしまっていいでしょう!
2. クローズコード
その名の通り閉じた、音符が固まった並びの
コードの総称です
弾き語りでは使われないコード!
と覚えておきましよう
ギターではジャズなど以外ではあまりなじみがありませんね
コンパクトにまとまったとような響きがあります
今回はこのクローズコードに注目します!
クローズコードを活用したアレンジ
それでは実際にクローズコードを使ったアレンジ方法を
解説していきます!!
クローズコード特有の閉鎖感、コンパクトさを
上手く利用します
例えばこのようなコード進行があるとします
C / Amin / F / G
基本的なコード進行ですね
これを
クローズコードを用いてアレンジしていきます!
・ポイント①
コードの音をルートの音とそれ以外で分ける
例えば先ほど例に出したCのコードなら
”ド” の音と ”ミ・ソ” の音に分けます
そして
ルートの音をベースが担当
それ以外を別の楽器で演奏する
というようにします!
今回はギターとベースでやってみました
こんな感じですね!
コンパクト感を出すためにつく音は
2つまでにしておきましょう!
ルート以外の音は今回のような残りの音以外にも
オクターブ上のルートの音
テンション(コードに使われている以外の音)
なども使用可能です!
響きやフレーズを考慮して選択しましょう😋
・ポイント②
コードが移る時は出来るだけ移動を少なくする
クローズコードを上手く使うコツの1つとして
出来るだけコードの移動を少なくして
滑らかに聴かせる
ことが有効的です!
例えばこのように C から Am に移る時に
ミ の音はそのままに
ソ の音を1音上げて ラ の音にします
こうすることでコードが変わっても
使っている音はあまり変わらないため
滑らかなコード進行に聴こえます
この2つを基本に、全体でコードのアレンジをしてみます!
ポイントは最後の G!
4小節目で G では
シ と レ というコードに使われている音を使っていますが
8小節目の G では
ラ と レ を最初の2拍で使っています
本来 ラ の音は G のメジャーコードにはない音です
しかし、このコードにない音(テンション)を使うことで
お洒落さを出しつつ、コードの動きを滑らかにしています
このように音数を減らしつつ
アンサンブル全体をお洒落にすることが出来ます!
実際に演奏してみた音源です!
ジャカジャカ系の音と比べると地味目な印象ですが
しっかりとコード感が出ていますね
自分なりに音色、使う音など工夫してみましょう!!
どんな時に使うと良いの?
盛り上がるサビの前
Aメロなどの出だし
など
勢いを抑えたい時に取り入れてみましょう!
例えば今回はベースも8分音符で弾いていますが
序盤のみ全音符を優しく弾いて
徐々に音数を増やしていく
サビで一気にオープンコードを使用して
思いっきり弾く!
これだけでもかなりサビに勢いをつけることが
出来るはずです
是非、自分の曲やバンドで試してみて下さい!
いかがだったでしょうか?
今回はコードのアレンジ方法の1つをご紹介しました
コードのアレンジはアイデア次第でもっと
表現の幅を広げることが出来ます!
いっぱい試して、色々な表現を試してみましょう!!😉👍
Comments